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お酒の仕入れについて

こんにちは、塙です。今日は日本酒の仕入れについて話してみたいと思います。

このところワセダ食堂で販売している日本酒の蔵が2~3M&A等で経営が変わったりしております。そのため新しい日本酒を仕入れようと3~4件、新規卸しの問い合わせを行いました。ワセダ食堂は、酒卸免許はありませんが酒販店であり、現在扱っている日本酒はすべて直取引での仕入れです。酒蔵に問い合わせたところ、「特約店として、ある程度の年間売り上げを約束してくれるなら話を聞きましょうか」という蔵がほとんどでした。無論ある程度の名の知れた蔵にアタックしているので、蔵側もどこの誰だか分からない店舗には扱ってほしくないといった気持ちと察します。

現在ワセダ食堂で扱わせていただいている日本酒は、なんらかのご縁があり取引をさせていただいております。しかしながら、新規で取引を開始する時はどうしても「初めまして、よろしくお願いいたします」からのスタートだと思います。その上で、取引を続けていく中で熱心な販売での取引高の拡大、更にはお互いウィンウィンの関係性ができるのではないでしょうか。何故か、酒の新規卸しに関してだけは、「年収いくら以上で、毎月プレゼントを買ってくれないと付き合えない」とこちら側を値踏みするような変な慣習が残っているのでしょうか。酒蔵はタンクの容量や生産本数も決まっていて、生産する酒をどう振り分けるかが経営なのかもしれません。でも、それだけならばこれほどまでに倒産やM&Aは無いようにも思うのですが…

私は、小田急時代も新宿店の酒責任者をやっていました。アコメヤでも酒を統括して見ていました。現在の日本酒が低迷しているのも、酒の商流に原因があると考えています。大手問屋が名門〇〇会などと謳い、そこに加盟していなければこの銘柄は扱えないなどの鎖国的な商流を作って現在もやっています。また、そこにお任せしている酒蔵が存在するのも事実です。これからワセダ食堂がどれほど大きくなっても、この蔵や問屋とは一切取引しないと心に決めてある業者が2社あります。そんなことやってるから国内の日本酒市場がどんどん小さくなり、つまらなくなって行っているように感じます。

5月から6月にかけ、新しいお酒を2~3蔵入れようと思います。6月になってワセダ食堂で新規紹介する日本酒は、美味しいのはもちろん蔵自体が新規性を持つ蔵になると思います。どこか良い日本酒蔵あればぜひご紹介いただきたいです。

今日はなぜか愚痴っぽくなってしまいました(反省)

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